先日愛知県のスーパーで食べてはいけない有毒な肝臓部分がフグの切り身パックに含まれていたというニュースが流れました。加熱処理してもダメみたいです。1パックは食べられた後だったそうです…フグはなぜ毒のある部位があるのか、加熱処理しても食べると出る症状についてまとめました。
スポンサードリンク
フグはなぜ毒のある部位がある?
フグには毒があるのは有名な話ですね。でもフグの種類によって毒が含まれる部位が異なるそうです。
また毒性のないフグもいるそうです。
テトロドトキシンは青酸カリの1000倍もの毒性があるそうなんです。でもそもそもフグにはなぜ毒のある部位があるのでしょうか?
テトロドトキシンを放出することで外敵から身を守ったりフェロモンとして雄を誘う効果があるそうなんですがこれはあくまで結果論みたいです。
この目的のためにフグが毒を作り出したのではなく、自然に毒が蓄積された結果身を守ったり雄を誘ったりできるそうなんです。
なぜフグに毒が蓄積されるのかと言うとその原因は食物連鎖にあるそうです。
なんか猛毒を作り出すピラミッドなるものが存在していることが分かりました。
1番下が微生物のビブリオ菌でこいつがヒトデや貝に食べられると毒を作り出すそうです。
そしてヒトデや貝を食べたピラミッドの頂点にいるフグが猛毒を持ってしまうという流れです。
こんな猛毒ですがフグにとっては重要みたいで、これが無いとイライラしたり病気にかかりやすくなるそうです。ヤバいですね。笑
スポンサードリンク
フグは加熱処理しても食べると症状は出る!
フグには青酸カリの1000倍と言われるテトロドトキシンという猛毒が含まれているのですがこの毒は加熱処理しても症状が出ると言われています。
熱にも酸にも強いため普通の調理法法では毒性が分解されないのです。
症状についてまとめます!
症状が出るのは食後20分から3時間とのことです。症状は段階別にどんどん症状が深刻化していきます。
1段階
口唇、舌先、指先の軽い痺れから始まり歩行がおぼつかなくなります。
2段階
言語障害や知覚麻痺、血圧低下、呼吸困難などの症状が出ます。
3段階
全身が完全に麻痺します。
4段階
意識がなくなり、呼吸停止や心臓停止などの状態になります。
フグを食べて万一痺れの症状が出た場合の応急処置としては消化が進む前に自力で食べたものを吐き出すことです。
その後速やかに病院で適切な処置を行わなければ命の危険もあります。
テトロドトキシンには特効薬がないそうなんで胃の洗浄や下剤投与、呼吸器の装着などの処置が取られるそうです。フグの毒にあたった時は一刻も早く治療を受けることが命を守ることになります。
まとめ
・フグには青酸カリの1000倍の猛毒テトロドトキシンが含まれる。
・フグは種類によって毒を持つ部位が異なる。
・フグには毒性がないものもある。
いかがでしたか?愛知県のフグニュースには実は裏話があって販売されたのは無毒と言われるヨリトフグだったそうです。
このニュースを見た時食を扱う人がこんなミスするか!?と思ってたのですが安全だと分かっていたため販売していたと考えるのが妥当のようです。でも法令に違反してるのが問題だったようです。さいごまでお読みいただきありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。