常人逮捕(私人逮捕)とはなに?差押えや要件は?


福岡県内の中学校で常人逮捕という言葉が出ましたね。今回は、常任逮捕私人逮捕とはなに?どんな事で常任逮捕にいたったのかに触れると共に、差し押さえや、その要件についても触れようと思います。
明日は我が身のような衝撃的な常人逮捕ですが、詳しく探っていきます。

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1、常人逮捕(私人逮捕)とはなに?

まずは、常任逮捕(私人逮捕)とは何なのかをお話します。

常任逮捕(私人逮捕)とは

現行犯の逮捕は、刑事訴訟法213粂で定められている、司法警察職員に限らず、一般人でも誰でも逮捕状がなくても行うことができるとされています。よくテレビでもやっている痴漢逮捕や万引き逮捕などが私たちの身近にありますね。

 

この、常任逮捕(私人逮捕)は、現場で犯人が実際に犯行を行っているかどうか、その犯罪を行い終わった所である事で、逮捕をして身柄を確保することが必要以上にあること、誤認逮捕の恐れがないため、実行されることです。

 

私人逮捕を行うには

・犯行が現行犯、準現行犯であること(刑事訴訟法212粂)

・30万円以下の罰金、拘留、科料に当たる罪の場合(刑法では、過失傷害罪・侮辱罪)は、犯人の住居、氏名が分からない、または犯人が逃亡するおそれがある場合(刑事訴訟法217粂)。

条件に該当しないにもかかわらず逮捕した場合は、逮捕罪(刑法220粂前段)に問われ得る。

なお、警察官その他の司法警察員であっても、休暇中など勤務時間外は私人である。

wiki

 

と、言うことですが、

要するに常任逮捕とは、一般人による現行犯逮捕のことで、警察官などの機関に属していても、警察官など関係機関の方が休暇であれば私人であり、常任逮捕の範疇に入るという事ですね。

 

「現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる。」

また、逮捕した後は

「直ちにこれを地方検察庁もしくは区検察庁の検察官または司法警察職員に引き渡さなければならない」

と、あります。

 

覚せい剤所持や、痴漢、万引き、強盗、売春、数え切れないほどの罪状がありますが、私たち身近な場面で常任逮捕(私人逮捕)はあり得ないことではないと思います。

 

近いお話で言えば、福岡市のある中学校で、男子中学生が教員に暴行する事件が起きました。インターネットやテレビでも話題になりましたね。動画撮影をしていたのが目に焼き付いています。タブレットを取り上げられた生徒が先生を足で蹴っていましたね。

 

そして、その現場では別の教員が、暴行をする生徒を現行犯で逮捕したと言います。確かに、痴漢なども被害女性が助けを求め、周りの一般人の方が犯人を確保するという事は、一度は聞いたことがあると思います。今回は、そんな常任逮捕(私人逮捕)が中学校で起きてしまったのです。悲しいことです。

 

今はインターネットのSNSなど、学校と言う、閉鎖されている場所において、生徒と生徒、生徒と教師間でのトラブルやいじめ、いじめ加担など、想像以上に問題が山積みです。どこまでなら常任逮捕(私人逮捕)になり得るのか?恐怖と現実を目の当たりにしたようです。

 

そんな中で、こう言った事件が起こることは、悲しい反面、生徒たちにもやってはいけないことのボーダーラインが見えやすくなったのかもしれないと思いました。学校関係者内では、見えないルールやカースト制度があります。どこまで生徒と教師同士、生徒間で上手く学校生活を送れるか考えさせられる事件です。

 

例えふざけていた、そんなつもりは無かった、と言っても現行犯逮捕をされてしまえば、立派な犯罪者です。将来のこと、家族のことも視野に入れ、子供たちが少しでもこの問題で何かを得てもらいたい、そう願います。

 

今回は、警察官などではなく、一般の教職員が生徒を現行犯逮捕したという極めて珍しいケースが起きました。この事件は様々な場所で話題となっています。ですが、閉ざされた世界こそ、正しく法を執行した教職員に対し私は勇気があると思いました。

 

日本の法律では、私たち一般人でも、ケースによっては犯人を逮捕することができる。それが「常任逮捕(私人逮捕)」と言うものです。やはり自分自身の身を守るために敵(犯人)に向かっていく、と言うのは少ないです。危険にさらされた人を見て、その人が助けを求めて犯人逮捕になるケースが多いです。

 

常任逮捕(私人逮捕)では、強姦犯人に対して地面に落としたり2~3回蹴ったりした。下着泥棒の太ももを何回か蹴った。暴力行為の犯人に対し殴打した。などがありますが、よほど酷い事をしなければ、常任逮捕(私人逮捕)として認められるようです。しかしながら、その防御策が、対応策が本当に必要だったのか、適切な範囲で行われたのか?と言うのが注意点なので自己責任となってしまうかもしれません。

 

犯人だからと言って、ナイフで切り付けて、いいわけではありませんし、逆に度を越えた行動をとってしまうと、逮捕罪や傷害罪などの罪に問われてしまう可能性もあり、やたらと手を出すのは危険という事ですね。

 

その常任逮捕(私人逮捕)をしたつもりが、やりすぎになってしまう場合とは?以下に示します。

 

部屋に不法侵入した犯人を現行犯逮捕したけれど、以前にも被害を受けていたため、後ろ手に手錠をかけて翌朝まで監禁した所、犯人がお亡くなりになる。

 

どう考えても、やりすぎですね。いくら犯罪者と言え、服役して反省するべき人間をそのようにさせてしまっては、どうしようもないですよね。何事も結果論ですので、やりすぎは身を亡ぼすと肝に銘じていきたいと思います。

 

もう一つ大事なお話があります。勘違い逮捕です。現行犯だと思って常任逮捕(私人逮捕)をしたけれど、じつは現行犯では無かったと言うお話です。誤認逮捕は、刑法の罪に問われるかどうかは状況に応じて判断され、故意ではない場合、それこそ勘違いだとした場合は罪に問われるかは分からないそうです。

 

例えば、

畑の持ち主が常任逮捕(私人逮捕)をしたけれど、よくよく調べるとまだ物色する前だったため窃盗未遂にもならず現行犯でもなかった

などがあります。皆さんも、常任逮捕(私人逮捕)をする際には充分気をつけてください。

そして更に、気を付けなければならないのは、誤認逮捕をしてしまうと、あとで不法行為による損害賠償請求をされることもあります。警察官も国家賠償請求はまれに起こることで、常任逮捕(私人逮捕)の場合も損害賠償請求をされてしまうのはあり得ることです。

 

常任逮捕(私人逮捕)についてお話しして来ましたが、理解をしていてもいざ現場に出くわしたときに、自らが動けるか、逆にこちら側が罪を負ってしまうのではないか。私はそう感じました。

 

行動する事が正義かどうか、未だ分かりませんが、くれぐれも常任逮捕(私人逮捕)をすることがある場合、慎重に行って下さい。そして、速やかに警察に引き渡してください。

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2、差押えや要件は?

常人逮捕(私人逮捕)の差押えや要件について、簡単に抜粋させて頂きますね。少し細かいです。
(法令は常に変わりますので、ご注意下さい)

〇令状によらない捜索・差押には、現行法上
1、逮捕のための被疑者の捜索(220条1項1号)
2、逮捕に伴う証拠物の捜索・差押(220条1項2号、3項)がある。

逮捕に伴う捜索・差押えの場所的限界

刑訴法 220条1項2号は、「逮捕の現場」において逮捕に伴う捜索・差押えを認めている。
これについては、逮捕の現場には証拠の存在する蓋然性が高いので、合理的な証拠収集手段として認められたと解する説がある。
この説によれば、「逮捕の現場」とは、令状を請求すれば許容されるであろう相当の範囲となるので、同一管理権の及ぶ場所を意味することになる。
しかし、当制度は令状主義の例外をなすものであり、右説のように広く解するのは妥当でない。この制度は、逮捕を完遂させると同時に、現場の証拠の破壊を防止するための緊急の必要性から認められたものと解すべきである。
したがって、逮捕者に危害を加えるべき物、逃走具、手の届くところにある証拠をとりあげるのが趣旨なので、「逮捕の現場」も被疑者の身辺、すなわちその身体または直接の支配下にある場所を意味すると考える。

被疑者を逮捕したが、事情によりその現場から移動して、しかる後に押収がなされた場合

刑訴法 220条1項2号は、逮捕に伴う捜索・差押えを規定する。この「逮捕の現場」とは、要するに逮捕行為が行われた場所を意味すると解される。
しかし、本問の場合は、身体という「現場」には実質的な変更はないので、若干場所を移動した後に捜索・差押えをすることも許されると考える。
ただ、あまりに掛け離れた場所でかなりの時間経過後に行うことは、不適法である。

刑訴法220条1項2号


とまぁ、難しい事はさて置き、要するに、刑事訴訟法の規定によりますと、捜索差押が認められているのは、
「検察官と検察事務官、司法警察職員」らしいです。

民間人は、そんなことをする義務すらありません。当たり前と言えば当たり前ですね。

 

3、さいごに

常人逮捕私人逮捕とはなに差押えや要件は?ということで冒頭から触れさせて頂き、今夏の福岡県の中学校の話も例とさせていただきましたが、やはり今回の事件が明るみに出た事で、今後は全国の先生や教師が、改めて学校とは何か、暴力とは何かを深めるきっかけになったのではないでしょうか。

今後はこの様な事件の無い平和な日常が送れることをお祈り申し上げます。

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