
慣らし保育は預け始めの睡眠中の事故を防止したり突然長時間預けられた子供の負担を軽減する目的で始まりました。しかしなかなか企業に理解を得られず働く保護者の負担になっているのが現状です。0歳・1歳・2歳・3歳という年齢毎の慣らし保育の期間や泣く子の特徴についてまとめました。
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目次
慣らし保育とは?慣らし保育の期間(0歳1歳2歳3歳ごと)について
育児休業は原則1年間、最大で子供が2歳になるまで延長できるようになりました。
認可保育園は4月に入園が決まらないと途中入園が難しいこともあり4月から職場復帰する保護者が多いんですよね。
4月から子供を保育園に預ける家庭が多いのですが突然長時間預けると子供にかかる精神的な負担が非常に大きいです。
また預け始めは保育士が子供の生活リズムなどを把握していないため、睡眠中の死亡事故が起きやすくなっています。
まさかそんな事故が⁉と思うかもしれませんが実際に起きています。
それらの問題を解決するために始まった取り組みが慣らし保育です。
少しずつ預ける時間を伸ばしていくことで、保育士と保護者の理解も深まり子供にかかる負担も軽減することができます。
保育士が子供について理解を深める時間だと考えると慣らし保育は親が安心して預けるために必要な期間だと思います。
慣らし保育は最初は1~2時間程度から始め1~2週間かけて慣らしていきます。
慣らし保育の期間は保育園によっても年齢(0歳1歳2歳3歳)によっても異なります。
一般的な慣らし保育スケジュールを年齢別にまとめました。
慣らし保育の期間0歳児のスケジュール
1~2日目 9時半~11時
3~6日目 9時半~12時半昼食つき
7~5日目 9時半~14時半昼寝つき
と、少しずつ時間をのばし2週間程度で慣らし保育が終わります。しばらくは2~3時間預ける期間が続くため働くママにとってはお迎えを手伝ってくれる親族や会社の理解がないと厳しい状況ですね。
慣らし保育の期間1歳のスケジュール
1日目 9時半~11時
2~3日目 9時半~12時半昼食つき
4~5日目 9時半~14時半昼寝つき
6~7日目 9時半~15時半おやつつき
8日目 9時半~16時半まで
0歳の子供よりややペースを上げ子供を保育園の生活に慣らさせていきます。
慣らし保育の期間2歳のスケジュール
1日目 9時半~11時
2~4日目 9時半~12時半昼食つき
5日目 9時半~16時まで
1歳児のスケジュールと比べるとかなりペースが上がっていることが分かります。
慣らし保育の期間3歳のスケジュール
1日目 9時半~11時
2日目 9時半~12時半昼食つき
3日目 14時半まで昼寝つき
4日目 15時半まで昼寝おやつつき
5日目 16時まで
2歳児のスケジュールとほぼ同じで1週間くらいで慣らし保育が終わるようにスケジュールが組まれています。

さて、子供を預ける保護者にとって1番気がかりなのが子供が大泣きしてしまわないか?ということです。
自分の後ろ姿を追い求め大泣きする子供を見てしまったら仕事どころではありませんよね…
実際には泣かない子供もいるそうなので泣く子と泣かない子はどう違うのか特徴についてまとめました。
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慣らし保育 泣く子の特徴とは?
慣らし保育期間で泣く子の特徴は何か?について聞き取り調査しました。
その結果、意外と0歳~1歳はケロリとしている子供が多いようです。
2~3歳の方が自我が芽生えているためママと離れたくない!という強い気持ちから朝預ける時にギャン泣きする傾向があります。
このような心理状態は母子分離不安と呼ばれています。
ママと子供の間でしっかりと絆が育ち、子供の心がすくすくと育っている証です。慣らし保育期間に泣く子は普通ということでしょう。
しかし泣かないから普通ではないという訳ではありません。
泣かないのもその子の個性です。
0歳1歳でもギャン泣きする子もいれば2歳3歳でもケロリとしている子供もいてそれは個性ということです。
慣らし保育の期間に全く泣かない我が子を見て
「もしかしたら愛情不足で信頼関係が築けていない!?」
と不安になるお母さんもいるようでした。
でも保育士によると泣かない子供は環境の変化を素直に受け入れる性格も関係しているとのことです。
慣らし保育期間はケロリとしたのにしばらくしてから思い出したようにギャン泣きする子供も多数いて、子育ては特例だらけというのが実情です。

慣らし保育まとめ
・慣らし保育は保育士と保護者が理解を深め、子供の事故防止や精神的な負担を軽減することを目的としている。
・慣らし保育で泣くのは母子分離不安によるもので心が順調に育っている証。
・泣かないのもその子の個性、環境の変化を素直に受け入れる性格
いかがでしたか?子供のことを第一に考え始まった慣らし保育。スケジュールからも分かるように1~2週間は保護者は仕事と慣らし保育の両立で大変です。
会社側の理解が十分にくる日を願っています。最後までお読みいただきありがとうございました。