ついに慣れ親しんだあのお札が変わりますね!2024年より日本紙幣の肖像に使われている人物が変更されると発表がありました。
そしてその中、現在の野口英世に変わり新千円札になるのが、北里柴三郎です。
今回はそんな北里柴三郎についてのヤバい功績や名言。あのノーベル賞は受賞したのか。調べてみました!
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目次
お札(新千円札)の新しい顔となる北里柴三郎について
皆様はご存知ですか?北里柴三郎(きたざと しばさぶろう)が日本において近代医学の父の呼ばれていることを!
なぜ新しいお札(新千円札)に選ばれたのでしょうか
北里柴三郎はなにを研究して高く評価されたの?
北里博士は破傷風(はしょうふう)の破傷風菌(はしょうふうきん)の純粋培養に初めて成功したんです。
それは世界中の誰もが諦めてしまうような、
とーーっても難しいことだったのです!
※純粋培養(じゅんすいばいよう)とは、
他の菌が入らぬように注意し、狙った1種類の菌だけを増やすこと。
実はこれって単純そうに見えてとんでもなく難しいことだったんです。
成功には①高い技術②高い知識③努力と忍耐力が必要不可欠でした。
この3拍子を揃えた上で諦めることなく研究を続けた結果、破傷風の純粋培養に成功したということなのですね。

北里柴三郎が研究していた破傷風とは
破傷風とは、傷口から体中に入りこんだ破傷風菌という菌が、全身の筋肉をけいれんさせる病気。
悪化すると最悪の場合呼吸ができなくなって死に至ることもある。
そんな破傷風の純粋培養を成功させた北里博士は
純粋培養のみならず
破傷風菌毒素を少しずつ動物に注入すると、菌の毒に対する耐性ができ
その結果大量の毒素を注射しても発病しないことを突き止めました。
こうして予防をするということにも力を注いでいくことになります
これを元に血清療法を生み出し、伝染病予防に大きく貢献したのです。
またこの研究結果をジフテリアにも応用したことも高い評価を受けたそうです
(そのジフテリア応用のことでノーベル賞へ?)
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ノーベル賞レベルの様々な功績・名言がヤバい
破傷風の血清療法を元にジフテリアの血清療法生み出した北里柴三郎。
この当時のヨーロッパではジフテリアが大流行していたのですが
ヤバい研究してる奴らがいるよ!ということで世界的に一大革新を巻き起こします。
そうした結果、弟子のベーリングとともにこの研究で⦅ノーベル賞候補にノミネート⦆されたのです
しかし、当時の情勢など、日本人などのアジア人には偏見や逆風なことが多く
相方のベーリングだけが受賞したのです。
ベーリング博士↓
とても悔しい気持ちになりますが、
ただ間違いなく日本人初のノーベル賞候補に一番近い人物であったことは間違いないと言えますね。
その他の功績もヤバい
●1894年にペストの蔓延していた香港に政府より派遣され、病原菌であるペスト菌を発見。
ペストの感染予防のために、上下水道整備や患者を隔離したりなどの「伝染病予防法」の成立にも貢献。
また、ペスト菌はネズミを媒介に感染することから、「感染防止のため、一家に一匹猫を飼うとよい」提案。
日本に衛生思想を根付かせるために大いに貢献したのです。
今でこそ『当たり前なこと』の基礎を築いたのが北里柴三郎だったのですね。
●福沢諭吉(現一万円札)の設立した慶応大学の医学部の創設にも尽力している。
新一万円札の渋沢栄一についてはこちら
NEW:渋沢栄一お札に 名言やなぜ1万円札に?理由やすごい功績について
●弟子には現千円札の野口英世がいて、「ドンネル先生(ドイツ語で雷親父)」
というあだ名で親しまれていた。
北里柴三郎の人格がわかるような名言たち
〈病人を救う医療も大切だが、医療の使命は病気を予防することにある〉
〈日本は開国して日も浅く、何ひとつ欧米諸国に肩を並べられるものがない。
世界的に評価される学者も出ていない。だから、私が世界的な学者になるのだ〉
〈基礎とは生涯を通じての勉強。偉業を成そうと思うなら、その基礎をしっかり固めなさい〉
〈よく世の中が行き詰まったと云う人があるが、是は大いなる誤解である。世の中は決して行き詰まらぬ〉
〈研究だけをやっていたのではダメだ。それをどうやって世の中に役立てるかを考えよ〉

北里博士は単に好奇心からの研究というよりも、世の中に役に立つ、貢献するいう
信念が根底にあることがわかります。
その信念があったからこそ不可能に近いような破傷風の純粋培養も
諦めることなく研究をし続け、成功させることができたのではないでしょうか
今回の新紙幣に選ばれた三人それぞれが、高い技術や、知識だけではなく
人の役に、世の中の役に立ちたいという気持ちが根底にあることは
全員共通していることがわかりました
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このような献身的な心も新紙幣に選ばれる要因であると思われます
やはり人格も伴って初めて紙幣の顔になれるのでしょう。
まとめ
・北里柴三郎は破傷風やジフテリア、ペストなど感染症の研究をしていた
・ノーベル賞受賞まであと一歩の功績だったが、当時の情勢も影響し受賞には至らず
・慶応大学医学部の創立にも貢献
・名言からわかるのは、ヤバいくら真面目に世の中のことを思い研究に励んでいた
いかがでしたでしょうか。
近代医学の父と呼ばれる北里柴三郎の功績や名言は
確かに父と呼ばれるだけの理由がありましたね!
ちなみに筆者は新紙幣のデザイン、割とアリって思ってます
最後までお読みいただきありがとうございました!