今回は、チバニアンという聞き慣れない言葉のお話しです。チバニアンとは、一体何なのか?磁場逆転の地層とは、千葉時代って何?などを調べていきたいと思います。場所や行き方、見学方法もお話しさせて頂きます。
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1、チバニアンとは磁場逆転の地層 千葉時代!
チバニアンとは、ラテン語で千葉時代という意味になります。私が知っている、時代に名前がついているものは、縄文時代とか、石器時代など、教科書で習った時代は、聞き慣れていますが、チバニアンは、私も初耳でした。
チバニアン(千葉時代)と名付けられた理由は、地球の歴史で約77万~12万6千年前の年代が、日本の研究チームにより、国際審査でイタリアをはねのけ、日本初の地質年代名になったことが産経新聞で報じられています。13日に概ね「チバニアン」と決定される見込みです。
磁場逆転の地層とは、地球の磁場のN極とS極が、最後に逆転した重要な節目です。
・この年代の基準地として千葉県の地層を国際学会に申請し、命名を目指す日本の研究チームが、競合するイタリアを一次審査で破りました。正式決定すれば、地質年代に初めて日本の名前が付く快挙となります。
・現在分かっている逆転期は、過去360万年のあいだに、11回は逆転していて、現在では、2つの逆磁極期がありました。約500万年前から約400万年前の逆転期は、「ギルバート」と名付けられています。
258万年前から78万年前の逆転期は「松山」と名付けられています。
地球が誕生してから、46億年が経っていますが、その地球の歴史を研究していく中で、特徴のある期間に対して、名前を付けていっているのです。北京原人の種族が進化していった時期は、258万年前から1万年前を言うのですが、この期間を「更新世」と名付けられています。
千葉にある地層は、どの時代の特徴を残しているのかを、研究者たちは調べています。それは、千葉県にある「千葉セクション」という地層です。これを解析した結果、78万年前に起きていたと思われる、地球最後の地磁場逆転が、77万年に起きていたことがわかりました。
先ほど、お話した「更新世」ですが、これは4つの期間に分けられています。「ジェラシアン」「カラブリアン」「中期更新世」「後期更新世」です。
「ジェラシアン」「カラブリアン」は、イタリアの地名から名付けられています。この理由は、これらの時代の特徴を多く残している地層が見つかったことによります。
「チバニアン」が、なぜ凄いのかというと、「中期更新世」が78万年前から12万年なのですが、この78年前という区切りが、今回の研究によって、中期更新世の期間が、77年前に変わる、「チバニアン」という名称になるとことです。
これが、国際的に認定を受ければ、「中期更新世」という時代名が「チバニアン」に変わる快挙となります。来年にも見込まれる正式承認までさらに3段階の審査があります。
日本は、国立極地研究所や、茨城大学などのチームが、千葉県市原市の地層を基準値として申請しました。ラテン語で千葉時代を意味する「チバニアン」の年代名を提唱しました。
地球の歴史を区切る地質年代は、中生代や白亜紀といった大きな区分が既に存在します。ですが、小さな区分は未定のものがあります。今回の年代は、ネアンデルタール人が生きていた「第4紀更新世」の中期にあたります。
この年代の境目となる、約77万年前は、地球の磁気が南北で逆転する現象が最後に起きたことが分かっています。イタリアの地層は、現象を表すデータが不十分なのですが、千葉県の地層はハッキリと確認されたことが評価されました。
国際的に「チバニアン」が認められれば、そこにゴールデンスパイクという鋲が打たれるそうです。これはまだ、世界でも65ヵ所しか打たれていないもので、「チバニアン」に打たれれば、有名な観光スポットになるでしょうね。
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2、チバニアンの場所や行き方や見学は?
チバニアンの場所ですが、「千葉県市原市田淵」です。検索をかけるには、地球磁場逆転地層と入力してください。千葉県市原市田淵の地域を流れる養老川沿いの地層が「チバニアン」です。
ざっくり養老川近辺だとここら辺の地域になります(千葉県市原市田淵で検索をかけただけですが)。
元々は、千葉セクションや、地球磁場逆転地層と呼ばれています。最寄り駅の、月崎駅からは、徒歩で30分くらいかかります。車の方がいいかもしれませんね。そして、川沿いを歩くので、長靴は必ず用意してください。その他にも、防水対策をすると尚いいですね。
東京駅からですと、五井(JR総武線快速・君津行)
五井から月崎駅(小湊鉄道・養老渓谷行)
これで、2時間、2100円ほどです。
そのあとは、現地まで2キロほど徒歩で移動します。30分はかかると思います。県道81号線(清澄・養老ライン)を南下して、「田淵会館」(市原市田淵1165番)の看板を右折。
3、まとめ
チバニアンとは磁場逆転の地層 千葉時代!
・チバニアンとは、ラテン語で、千葉時代という意味になります。
・チバニアン(千葉時代)と名付けられた理由は、地球の歴史で約77万~12万6千年前の年代が、日本の研究チームにより、国際審査でイタリアをはねのけ、日本初の地質年代名になったことが産経新聞で報じられています。
・磁場逆転の地層とは、地球の磁場のN極とS極が、最後に逆転した重要な節目です。
・この年代の基準地として千葉県の地層を国際学会に申請し、命名を目指す日本の研究チームが、競合するイタリアを一次審査で破りました。正式決定すれば、地質年代に初めて日本の名前が付く快挙となります。
チバニアンの場所や行き方や見学は?
・「千葉県市原市田淵」です。検索をかけるには、地球磁場逆転地層と入力してください。
・最寄り駅の、月崎駅からは、徒歩で30分くらいかかります。車の方がいいかもしれませんね。そして、川沿いを歩くので、長靴は必ず用意してください。その他にも、防水対策をすると尚いいですね。
以上が、チバニアンとは磁場逆転の地層 千葉時代!場所や行き方や見学は?でしたか、いかがでしょうか。養老渓谷は、過去に行ったことがありましたが、まさかそんな凄い地層があるなんて知りませんでした。
皆さんも良かったら、「チバニアン」に行ってみてはいかがでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ちばにあん?
なにそれ アホ臭。
チバニアンは一時期全国的なニュースになってましたよ^^
ググってみて下さい^^